「虹のかなたへ」
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暗く冷たい空間の中で、
私はとても温かい夢をみました。
7色に輝く虹の橋を渡って、
キラキラと輝く空へ溶け込んでいく夢です。
目が覚めると、私は虹のかけらを
にぎりしめていました。
虹の橋は、とても壊れやすくて、
誰かと渡ることはできません。
一人で進まなければなりません。
どんな荷物も持って行くことができません。
私が大切にしていた物も置いていかなければなりません。
どんなに立派な肩書も名誉も財産も
捨てなければ渡ることができません。
素の自分になって、
身軽な自分になって、
透明な自分になって、
はじめて私は虹の橋を渡ることができるのです。
ずっと不安でした。
自信がありませんでした。
私ひとりで虹の橋を渡ることができるのかと…
でも、虹のかけらを手にした私は、
あることに気がつきました。
私が身軽になり透明な空気のような存在になれば、
会いたいときに会いたい人に会いに行くことができるのです。
お別れするのではなく、いつも近くから
愛する人たちを見守り続けることができるのです。
たくさんの愛を心につめこんだら、
重くなって虹の橋を渡ることが出来なくなるのかと思ったけれど、
私の体はどんどん軽くなって飛んでいけそうなくらいです。
どうか悲しまないでください。
お別れではありません。
私は虹の橋を渡って、
あなたのもとへ参ります。
嬉しいときも悲しいときも苦しいときも
いつも私はあなたのそばにいます。
では、虹のかなたへ、いってきますね。
私は幸せでした。
たくさんの「ありがとう」の気持ちをこめて。